タイミング妊娠法ナビ

１．おりもので妊娠しやすいタイミングが分かる理由

妊娠しやすいタイミングを知るための代表「おりもの」。
皆さんは、おりものが日々変化していることに気づいていてましたか？
生理周期に合わせておりものの形態は、ベトベトする、伸びるというように形態を変えています。
この形の変化こそ、排卵期を知らせるサインであり、妊娠に重要な役割を持っているのです。

おりものの状態が排卵期を知らせる

おりものの状態は大きく分けて４つあります。
生理直後⇒中間期⇒排卵直前⇒排卵後の４つです。

生理直後	中期	排卵直前	排卵後

粘液はほとんどないか粘度が強くベトベト	白色かクリーム色。膣は湿った感じ	卵の白身のように透明か色が薄い。糸をひくように伸びやすい。膣は濡れた感じ	粘度が強くベトベト膣は乾いた感じ
妊娠する確立はほぼゼロ	妊娠する確立は低い	妊娠する確立は高い	妊娠する確立は低い

排卵直前のおりものは、卵の白身のような感じで、みよーんと伸びます。
おりものの伸びがわかりにくいという方もいますが、それでもこの時期lには膣がぬれた感じを感じることができるのではないでしょうか。その時がチャンスです！
このおりものは排卵日の２．３日前から始まり、排卵日前日をピークに迎えます。
排卵を迎えると、粘度が強いベトベトしたおりものに変化してしまいます。

どうして形を変えるのか？

どうしておりものはこんなに形を変えるのでしょう。
おりものの４つの変化はただ機械的に変化しているわけではありません。
卵胞が、卵子がいい大きさになったら子宮頸部にサインをだし、
それを受けて子宮頸部が伸びるおりものを分泌するようになるのです。

【１】卵胞さんと頸管さんのやりとり	【２】卵胞さんと頸管さんのやりとり

卵胞がいい大きさになったら子宮頸部にサインをだします。	子宮頸部が糸を引くおりものを分泌するようになるのです。

おのずと、伸びるおりものが出るようになったということは、「卵子のサイズがちょうどいいころだよ」「もうすぐ排卵だよ」という合図になるわけです。

２．おりものの状態が精子の通過の可否を決めている

そもそもどうして形態を変えていかなければならないのでしょうか。
排卵期の伸びるおりものは、顕微鏡で見ると、その形状は糸状に並び、精子が通りやすい運河の形をしています。
そして、フィルターのように異常な精子を振り分け、精子が卵管まで泳いでいけるように手助けする役割を持っています。
そして、おりものは精子の栄養分となります。そのおかげで、精子は子宮頸部で２～３日あるいはそれ以上、生き続けることができるのです。そのため、排卵日前の夫婦生活が重要になるわけです。

逆に排卵後のおりものは、顕微鏡で見てみると入り組んだ網のような形をしていて、細かい精子でも入ることができません。ガードの固いおりものになるわけですね。
受精が行われた場合に備えて、外の細菌から子宮内を守っているのです。
つまり、子宮口にふたをしてしまう役割になります。

【１】排卵期のおりものは誘導係り	【２】排卵後のおりものはガードが固い

・形状は精子が通りやすい運河の形・異常な精子を振り分け、精子が子宮まで泳いでいけるように手助けする・精子の栄養分となる	・入り組んだ網のような形・細かい精子でも入ることができない・外の細菌から守る、ふたの役割

では、早速おりものの調べ方を見ていきましょう！

３．おりものの調べ方

おりものを調べるときは以下の方法で調べます。

【１】会陰チェック・膣内チェック	【２】トイレでチェック

・指で会陰をチェック・指を膣内に挿入してチェック	・トイレを済ませたあとのトイレットペーパーに付着したおりものをチェック・陰唇がスムーズにふけるかどうかをチェック・下着に付着したおりものをチェック

【１】おりものの状態（伸びる？伸びない？）を
【２】会陰チェックと膣内チェックとトイレチェックで確認
（トイレットペーパーにつくおりものの質は？スルッとおしりをふける感じがある？下着に付着したおりものの質は？）
【３】必ず清潔な手で
【４】できるだけ決まった時間帯に
【５】性的に興奮していない時に
【６】毎日チェックして記録しましょう

おりもののチェックと同時に「子宮頸部の位置」チェックも忘れずに☆

⇒【次へ】１．子宮頸部の位置で排卵日を予測しよう！
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